長野大学 高木潤野研究室 信州かんもく相談室
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研究へのご協力

場面緘黙実態調査 ご協力のお願い

現在高木研究室では、幼児期から中学生までの場面緘黙の症状のある子どもとその保護者を対象に、大規模な実態調査を行っています。
研究にご協力いただける場合は、本ページの内容をよくお読みいただき、ページ下部の「場面緘黙実態調査 同意フォーム」よりお手続きください。

研究計画書

研究課題

「縦断的調査による場面緘黙の実態解明と効果的な介入手法の確立」
(JSPS科研費 JP19H01703)

研究の目的

  1. ① 場面緘黙の子たちが抱えている不安や恐怖、困難さなどを、客観的に数値化すること
  2. ② 場面緘黙の子たちに対する様々な支援方法の有効性を検証すること

 場面緘黙は、主に幼児期から学齢期に発症するコミュニケーションの障害で、「話す力はあるのに学校等の社会的状況で話すことができないこと」を主な症状としています。最近の研究では、小学校では500人に1人くらいの割合でみられることが明らかになっています。しかし、場面緘黙の子たちを対象にした大規模な実態調査は、これまで日本では行われていません。

 場面緘黙は適切な支援によって症状を改善させることができます。しかし場面緘黙そのものの認知度が低いため、学校や医療機関で適切な対応が得られないこともあります。また、本人は過剰な不安や恐怖を感じているにも関わらず、「怠けている」「やればできるはず」のように思われてしまうこともあります。場面緘黙の子たちの中には、このような対応によって、不登校などの二次的障害を生じてしまう子も少なくありません。

 こういった問題が生じてしまうのは、場面緘黙が「外から見えにくい心の問題」だからです。場面緘黙の子たちは本人からの援助要請を出すことが難しいため、周りの大人は症状の深刻さを正しく認識することができません。学校に休まず通ってきている子なら、「話せないだけで困っていない」と捉えられてしまうこともあります。

 そこで、場面緘黙の子たちが抱えている強い不安や恐怖、困難さなどを、心理検査等を用いて客観的に数値化することが必要だと考えました。またこの研究では、多くの場面緘黙の子たちの状態を追跡的に調査することによって、どのような支援方法が効果的かについても明らかにしたいと考えています。このため、5年間の追跡調査を実施し、状態像の変化と介入方法の関係について検討を行います。

 またこの研究では、場面緘黙のための「標準化された検査」の開発も目指します。日本では、科学的な手続きに則って作成された場面緘黙を評価するための心理検査がまだありません。場面緘黙の程度を客観的に捉えたり、研究間で比較したりすることができるには、標準化された検査が不可欠です。そこでこの研究で得られたデータを用いて場面緘黙の検査の作成を行います。

研究の対象

幼児期から中学生までの場面緘黙の症状のある子ども及びその保護者

※以下の全ての条件に当てはまる方
※以下の条件に当てはまっていれば、自閉スペクトラム症や知的障害、言語障害等のある方も含みます

  • ■ 家や安心できる状況では会話をすることができる
  • ■ 園や学校等の社会的な状況では(ほとんど/まったく)話すことができない
  • ■ このような状態が1ヶ月以上続いている

研究の方法

研究に同意していただいた方には、以下の2つの方法で調査を実施します。

1)質問紙への回答

質問紙のセット(4種類)をお送りします。必要事項をご記入いただいて、同封の封筒で送り返していただきます。質問紙は、本人(小学3年生以上のみ ※1)が回答するものが1種類、保護者が回答するものが3種類あります。
回答に必要な時間は、本人は10分程度、保護者は40分程度です。

本人が回答
■ SCAS(児童用の不安尺度)※小学校3年生以上
保護者が回答
■ SCQ(対人コミュニケーション質問紙)
■ CBCL(子どもの行動チェックリスト)
■ 調査票(場面緘黙の程度や学校等での様子についての回答)

※1 小学3年生未満は、本人の回答はありません。

2)面談

緘黙症状があることを確認するため、「信州かんもく相談室」までご来所いただきます。ただし以下の条件のいずれかに当てはまる方はご来所の必要はありません。※2

  • ・これまでに「信州かんもく相談室」にお越しいただいたことがある方
  • ・下記の研究チームのメンバーのいずれかと面談したことがある方(保護者のみでも可)
  • ・相談室への来所以外の方法で研究チームのいずれかとの面談を希望する方 ※3

※2 緘黙症状の確認のための面談にあたっては、保護者及び本人の交通費をお支払いいたします。

※3 研究チームのメンバーのいずれかとの面談をご希望の方は、お送りする「調査票」にその旨をご記入いただきます。日時や方法については、こちらからご連絡させていただきます。

研究期間は2019年度~2023年度の5年間を予定しています。2年目以降も質問紙への回答を依頼させていただきます。

研究の組織体制

氏名
高木潤野 ◎研究代表者
所属
長野大学社会福祉学部/信州かんもく相談室
役割
研究の統括、研究計画の立案、データの収集、論文執筆、その他研究全般に関わること
氏名
臼井なずな 研究協力者
所属
信州上田医療センター/信州かんもく相談室
役割
研究実施の補助、データ収集の補助、データ入力、その他研究全般に関わることの補助
氏名
梶正義 研究分担者
所属
関西国際大学
役割
データ収集の補助、研究への助言、等

(研究協力者)
金原洋治(かねはら小児科院長)
角田圭子(かんもくネット代表)
広瀬慎一(かんもくグループ北海道世話人)

個人情報及び倫理面への配慮

  • ■ この研究は、研究代表者高木の所属機関である長野大学において倫理審査を受け、適切であることが認められています。
  • ■ ご提出いただいた質問紙は長野大学高木研究室において保管・管理します。審査を受けた研究計画に則った方法で適切に管理されます。
  • ■ ご提供いただいたデータは、個人が特定されない形で分析が行われます。
  • ■ ご回答いただいた内容に基づき、論文の作成や学会での発表等を行います。また研究によって得られた知見は、研修会や講演会、書籍等の形で社会に公表されます。
  • ■ 研究への協力は任意です。専用ページを通じて研究協力への同意が得られた方のみが、研究の対象となります。
  • ■ 実施計画に参加に同意した後でも、いつでも文書により同意を撤回することができます。
  • ■ 本人・保護者から請求があれば、当該データを開示することができます。

お手続きについて

場面緘黙実態調査にご協力いただける方は
「同意フォーム」よりお手続きをお願いいたします。

同意フォーム

本研究はJSPS科研費 JP19H01703の助成を受けたものです。

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近隣のコインパーキングをご利用ください。
「海野町パーク駐車場」からは徒歩約3分です。

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